健康寿命
健康寿命と平均寿命の違いをご存じですか?健康寿命というのは 『健康上の問題がなく、日常生活に制限のない期間』 というのが定義だそうです。要は自立できている期間と考えるとわかりやすいのではないでしょうか。日本の健康寿命は男女差はありますがおおよそ74才。平均寿命はそこから10歳プラスした84才。何が言いたいかというと平均して10年間は一人で暮らせない状態になっているのです。驚きの事実ですよね。もちろんあくまで平均ですので平均寿命を超えても元気でいらっしゃる方もいますが10年間も自立できないという事実を知ると何だか不安に襲われるのも確かですよね。先日いらした患者さんもお母様や祖父母が早い段階で腰が曲がってしまい歩く事もままならい状態を見ていたそうです。年齢と共にあちこちが痛くなった時に思い浮かんだのはその光景だったそうです。そういった事もあり現状の痛みもそうですが将来の不安も抱えつつ来院されたそうです。自立できない10年間で医療費も莫大にかかり現時点では国の問題としても深刻になっています。どうすればよいのかといえば早い段階での予防法が必要となります。この方にも当院でお教えしているセルフケアの方法をいくつか教えて現在の症状も快方に向かっています。この方にも引き続きセルフケア行っていただき最終的には歩くようにお勧めしています。まずは時間の無い方もお家でできる事から始めてみるといいかもしれませんね。