母指の関節炎
母指の関節炎(母指CM関節)はよく見られる関節炎の一つです。そもそもなぜここが痛くなるのかというと母指に力を入れ過ぎているから。母指というのはそもそも普段あまり力を入れ過ぎてはいけない指。日常生活でも字を書いたり、お箸持ったりしますが基本的には添えるだけ。あまり力をこめないようにするのが大前提ですがついつい力を入れ過ぎてしまう。料理人なども初めて包丁を使う際についつい親指に力を入れて痛めたりする方もいます。痛めつつ仕事をこなす事でどうやったら痛くないように包丁を使えるようになるのかを体で覚えていくそうです。かくいう私もマッサージなどで親指を使う仕事。駆け出しの頃は親指に力をこめすぎてかなり痛い経験をしました。そのつどアイシングをしたりしましたが数時間後には仕事。そうやって仕事をしながら、どうすれば痛くならずに上手にマッサージできるかを体で覚えていきました。こればっかりは数がものをいう世界で痛いながらも頑張って今に至ります。ずっと親指に力を入れるというのは長期的にみるといずれどこかに無理が出ます。ですからそういった意味で痛みを出して使い方を変えていくための合図になります。もし母指に痛みが出るようならばそれは力をこめすぎている証拠です。力をこめすぎずに体全体を使えるようにしていきましょう。質問やお悩みに関する事は一度当院へご連絡ください。